パナソニックは、施設の広さや清掃環境に合わせて選べる業務用ロボット掃除機として、RULO ProとRULO Bizの2機種を展開しています。
本ページでは、2機種の特徴や仕様、向いている導入環境に加え、導入事例やサポート体制、会社情報を紹介します。
パナソニックの業務用清掃ロボットは、家庭用ロボット掃除機で培った技術とノウハウを生かして開発されています。RULO Proは、オフィスビルの廊下やエレベーターホールなど、清掃に時間を要する床面の集じん作業を自動化する製品です。
RULO Bizは、什器などの障害物が多い複雑な狭小空間の清掃を想定した、小型のクラウド型ロボット掃除機です。広い空間向けと狭小空間向けの2機種がそろうため、1つの施設内でも場所ごとに使い分けられます。
RULO ProとRULO Bizは、機器を購入せずに導入できる月額定額サービスとして提供されています。
RULO Proは初期費用0円、契約期間は2年以上です※1。レンタル費用や修理費、消耗品費などが月額料金に含まれますが、管理用タブレットは別途用意が必要です。地図の追加・変更作業などにも別途費用がかかります。
RULO Bizは契約期間が1年以上で、本体や充電台、消耗品費、修理費などが月額料金に含まれます※2。ただし、お客様の過失による故障は、別途修理費が発生する場合があります。

RULO Proは、片側約25mを検知できる長距離レーザーセンサーを搭載した、大空間向けの業務用ロボット掃除機です。ホールやエントランス、会議場といった広い空間の清掃に対応します。
導入時は、清掃したいエリアをリモコンで走行させると、エリアを自動でスキャンして走行地図を作成します。清掃しないエリアの除外設定もでき、初期導入やレイアウト変更の手間を抑えられる点が強みです。
壁際では、内蔵センサーが壁面との距離を検知しながら位置を調整して走行し、サイドブラシでほこりを掃き出します。ブラシにはパナソニック独自のブレードタイプを採用しており、じゅうたんの奥のごみもたたき上げて吸い込みます。
| 項目 | RULO Pro |
|---|---|
| 清掃方式 | 乾式(紙パックによる集じん) |
| 最大清掃効率 | 1回の満充電で約1,600㎡(約2時間半)※3 ※床の材質、清掃エリアの形状・広さ、お掃除モードにより異なります |
| 運転可能時間 | 約150分(満充電・電池初期/20℃時) |
| 充電時間 | 約6時間(電池が空の状態から充電を開始した場合・周囲温度20℃時) |
| 対応床材 | じゅうたん(毛足の長さが概ね10mm程度まで)、Pタイル、フローリングなど |
| 価格 | 公式HPに記載なし |

RULO Bizは、幅35.1cm×高さ9.9cmの小型ボディに独自の三角形状を組み合わせた、狭小空間向けの業務用ロボット掃除機です。椅子のすき間やキャビネットの下まで入り込んで清掃します。
6種類のセンサーが障害物を感知し、什器や壁に配慮しながら走行します。清掃マップはクラウドで管理され、複数台を組み合わせた運用が可能です。バッテリー残量が減ると自動で充電しながら、清掃を続けます。カメラを使用しないため映像データのやり取りがなく、情報管理の厳しいエリアにも導入しやすい仕様です。
| 項目 | RULO Biz |
|---|---|
| 清掃方式 | 乾式(ダストボックス式・紙パック不要) |
| 最大清掃効率 | 約200㎡(1台あたりの推奨稼働面積。息継ぎ充電を含めて約7時間稼働時) |
| 運転可能時間 | 約90分(満充電・電池初期/20℃時) |
| 充電時間 | 3.5時間 |
| 対応床材 | 公式HPに記載なし |
| 価格 | 公式HPに記載なし |
業務用清掃ロボットの選定では、「汚れが落ちるか」「操作が簡単か」といった点が気になる方も多いでしょう。
ただし、導入環境とのミスマッチが起きると「安全に運用できない」「計画どおりに清掃が終わらない」「結局、手作業が残ってしまう」といった、清掃品質を比較する以前の問題が生じかねません。
本メディアでは、業務用清掃ロボットの清掃方式や対応床材だけでなく、導入環境との相性を軸に調査。
「人や物が行き交う環境」「フロアをまたぐ広い環境」「狭いすき間が多い環境」の3つに分け、それぞれの環境に適した製品を選定しています。
製品仕様だけでなく、それぞれおすすめの理由や、実際の稼働の様子が分かる動画なども紹介しています。業務用清掃ロボットの製品選びの参考に、ぜひご覧ください。

滋賀ダイハツアリーナは、フロア面積2,900㎡のメインアリーナを備えた、滋賀県最大の室内競技施設でのRULO Pro導入事例です。
2台のRULO Proがメインアリーナを4分割したマップに沿って、夜間に床清掃を行います。25m以上の距離を検知できる長距離レーザーセンサーにより、約2,900㎡の広さでも自己位置を見失わずに清掃できます。導入時は図面の提供と清掃したい場所の共有のみで、マッピングまでパナソニックのサービスマンが担当しました。
導入前は、メインアリーナのモップ掛けに3人がかりで約1時間を要していましたが、導入後は清掃スタッフ1名分、約8時間の削減につながりました。
24時間365日の技術者体制でシステムを見守り、サービスの継続を支援しています。総勢約40名のオペレーションデスクが応対し、契約者専用のホットラインも提供しています※4 。遠隔でのシステム監視や障害の検知、リモートによるメンテナンスや障害の診断にも対応している点が特徴です。
RULO Proでは、操作やエラー確認、消耗品の購入について、24時間365日受け付けています。北海道から福岡までカバーする拠点体制で、万が一の際には担当者による現場対応も可能です。故障部位によっては、拠点でのセンドバック修理となります。
| 会社名 | パナソニック マーケティング ジャパン株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 大阪府大阪市中央区城見2-1-61 JYOタワー 東京都品川区西五反田3-5-20 パナソニック目黒ビル |
| 電話番号 | 記載なし |
| 公式URL | https://www.panasonic.com/jp/company/pmj.html |
「導入したのに思ったように稼働しない」「結局人の手直しが必要になった」——こうした失敗の多くは、ロボットの性能ではなく導入環境とのミスマッチが原因です。ここでは、導入時に不安を感じやすい「人や物が行き交う環境」「フロアをまたぐ広い環境」「狭いすき間が多い環境」の3つに分け、それぞれに合うおすすめの業務用清掃ロボットをご紹介します。
人から透明な物まで検知・回避
2つのセンサーで衝突を低減
約25m先まで察知するLiDARに加え、LiDARが苦手とする透明物検知を補うソナーセンサーを搭載。人や什器はもちろん、ガラスなど透明な物まで衝突リスクを抑えます。
最大5台※1の3Dカメラで死角なく
捉えて壁際までムラなく清掃
高解像度の3Dカメラで周囲を死角なく捉え、人や物を避けながらサイドブラシで壁際まで清掃。マイクロファイバーブラシとローラーブラシを選べるため光沢床にも優しく頑固な汚れも残しません。
カーペット※3、硬質床材(Pタイル、塩ビ、磁器タイル、セラミックタイル、カラーコンクリートなど)
最大6,000㎡/h+自動充電で
広範囲でも夜間無人運用が可能
最大6,000㎡/h(スポット清掃モード)清掃能力で、展示会場のような広い空間にも対応。自動充電と3時間未満の急速充電で稼働を止めず、夜間のうちに広範囲の清掃を完了します。
階移動やゲート通過も自動化でき
複数フロアを無人で清掃
フロア移動や区画の入退室が発生する環境でも、エレベーターや電子ゲートとの連携が可能。清掃の稼働範囲が途中で分断されにくく、施設全体を無人運用でカバーできます。
椅子・テーブルが多い環境を想定
小回りがきく設計
幅33cm×高さ8.6cmの小型サイズ。椅子・棚の下やテーブル脚まわりなど細かい箇所をカバーしやすくロボットを入れても手作業が多い状態を避けやすいです。
1台2役の吸引+水拭きで
細かいエリアまで清潔を維持
1台で吸引と水拭きの両方に対応するため、別々に行う手間がかかりません。細い動線や椅子の下にある食べかすを吸い取りつつ、床にこびりついた汚れをしっかり除去します。