アイリスオーヤマでは、水拭きで床を洗浄する「BROIT」や、除塵に対応する「Whiz i アイリスエディション」など、施設の床清掃を自動化する業務用清掃ロボットを展開しています。
本ページでは、スーパーマーケットやオフィス、商業施設などで清掃の人手不足に悩む方に向けて、BROITとWhiz iを中心に特徴や仕様、導入事例、サポート体制を紹介します。
除塵に対応するWhiz iと、水拭きに対応するBROITの2タイプを展開。ほこりや塵から液体汚れまで、床の状態や清掃の目的に合わせて機種を選べます。2台を同時に導入できるDX清掃ロボットセットプランもあり、除塵のあとに水拭きを行う流れで一連の床清掃を任せられる点が強みです。
2020年1月から2025年12月までの累計(アイリス電工での販売分およびトライアルを含む)で、サービスロボットの導入社数は7,000社を突破しています※1。小売店や商業施設、ビルメンテナンス、工場・倉庫など、さまざまな業種・施設で導入されています。

BROITは、水拭きで床を洗浄するスクラバーロボットです。高速回転するローラーブラシが、こぼれた飲み物やソース、食べ物かす、砂など幅広い汚れに対応。液体と固形の汚れが混在しやすい惣菜売り場や食堂の床にも活用できます。
一度清掃ルートを記憶させれば、以降はボタン一つで自動清掃が始まります。タンクを取り外して給排水でき、ブラシ類も着脱できるため、清掃後のメンテナンスを行いやすい設計です。着脱式バッテリーを採用しており、交換すればすぐに清掃を再開できます。
LiDARセンサー、3Dカメラ、前方検知センサー、段差センサー、距離検知センサーを搭載。障害物や段差を事前に察知するため、衝突や転落のリスクを抑えながら運用できます。
| 項目 | BROIT |
|---|---|
| 清掃方式 | 湿式(水拭き・スクラバー) |
| 最大清掃効率 | 700㎡/h(使用環境により異なる) 清掃可能面積:1,750㎡(清掃モード弱) |
| 運転可能時間 | 弱モード:2.5時間 中モード:1.5時間 強モード:1.0時間 |
| 充電時間 | 約3.5時間 |
| 対応床材 | 塩ビタイル、Pタイル、セラミック、コンクリート、長尺シート |
| 価格 | 公式HPに記載なし |

Whiz i アイリスエディションは、自律走行で床の除塵を行う業務用清掃ロボットです。
ノーマルモードでは約3.6時間の連続稼働に対応し、約1,800㎡の広いオフィスフロアを清掃し、床のほこりや塵、髪の毛などを除去します※2。
高性能センサーが周囲をリアルタイムで解析し、歩行者や置き物を認識して回避が可能です。稼働状況や清掃結果は専用ツールで遠隔から一元管理できるため、現地に足を運ばなくても動作の状況を確認できます。
| 項目 | Whiz i アイリスエディション |
|---|---|
| 清掃方式 | 除塵(吸引) |
| 最大清掃効率 | 約500㎡/時間(ご利用の環境により異なる場合があります) |
| 運転可能時間 | ノーマルモード:約3.6時間 パワーモード:約1.8時間 |
| 充電時間 | 約5時間 |
| 対応床材 | タイルカーペット、セラミックタイル、塩ビタイル、コンクリート、石材、その他 |
| 価格 | 公式HPに記載なし |
業務用清掃ロボットの選定では、「汚れが落ちるか」「操作が簡単か」といった点が気になる方も多いでしょう。
ただし、導入環境とのミスマッチが起きると「安全に運用できない」「計画どおりに清掃が終わらない」「結局、手作業が残ってしまう」といった、清掃品質を比較する以前の問題が生じかねません。
本メディアでは、業務用清掃ロボットの清掃方式や対応床材だけでなく、導入環境との相性を軸に調査。
「人や物が行き交う環境」「フロアをまたぐ広い環境」「狭いすき間が多い環境」の3つに分け、それぞれの環境に適した製品を選定しています。
製品仕様だけでなく、それぞれおすすめの理由や、実際の稼働の様子が分かる動画なども紹介しています。業務用清掃ロボットの製品選びの参考に、ぜひご覧ください。

兵庫県を中心に店舗を展開するスーパーマーケットチェーンのマルアイ 神野店では、清掃スタッフが不在で、十分に清掃できない状況が続いていました。清掃業者への委託はコスト高のため断念しており、床の水拭きも閉店後の重労働としてスタッフの負担になっていました。
DX清掃ロボットセットプランで、Whiz iとBROITを同時に導入。先にWhiz iで除塵し、その後を追ってBROITで水拭きする流れで、約787㎡の売場の清掃品質向上と清掃時間の短縮につなげています。
人力で清掃した場合と比べて年間約110万円のコスト削減効果を見込んだ事例です。

建物管理を手がけるアサヒファシリティズでは、労働人口の減少を背景に、清掃クルーの確保が課題となっていました。また、ベテランスタッフの体力面への負担が大きく、作業効率の低下も懸念点でした。
関西国際空港の国内線手荷物引き取りスペース(約1,000㎡)に、BROITを導入。夜10時から早朝5時の間に約1時間30分稼働させ、床面清掃の大部分をロボットが担っています。空いた時間を別の清掃作業に充てられるようになり、清掃品質の安定と標準化につながりました。
導入前には、施設や清掃の状況を直接ヒアリングする導入前診断を実施し、コスト削減の試算に加えて施設に合った新たなシフトの提案まで行います。導入後は、トレーナーの育成支援やマニュアル作成により、運用の定着をサポートしている点が特徴です。トラブル対応や保守メンテナンスは全国7エリア18拠点の体制で対応しており、補助金申請業務の支援も用意されています※3。
| 会社名 | アイリスオーヤマ株式会社 |
|---|---|
| 所在地 | 宮城県仙台市青葉区五橋2-12-1 |
| 電話番号 | 022-221-3400 |
| 公式URL | https://www.irisohyama.co.jp/ |
「導入したのに思ったように稼働しない」「結局人の手直しが必要になった」——こうした失敗の多くは、ロボットの性能ではなく導入環境とのミスマッチが原因です。ここでは、導入時に不安を感じやすい「人や物が行き交う環境」「フロアをまたぐ広い環境」「狭いすき間が多い環境」の3つに分け、それぞれに合うおすすめの業務用清掃ロボットをご紹介します。
人から透明な物まで検知・回避
2つのセンサーで衝突を低減
約25m先まで察知するLiDARに加え、LiDARが苦手とする透明物検知を補うソナーセンサーを搭載。人や什器はもちろん、ガラスなど透明な物まで衝突リスクを抑えます。
最大5台※1の3Dカメラで死角なく
捉えて壁際までムラなく清掃
高解像度の3Dカメラで周囲を死角なく捉え、人や物を避けながらサイドブラシで壁際まで清掃。マイクロファイバーブラシとローラーブラシを選べるため光沢床にも優しく頑固な汚れも残しません。
カーペット※3、硬質床材(Pタイル、塩ビ、磁器タイル、セラミックタイル、カラーコンクリートなど)
最大6,000㎡/h+自動充電で
広範囲でも夜間無人運用が可能
最大6,000㎡/h(スポット清掃モード)清掃能力で、展示会場のような広い空間にも対応。自動充電と3時間未満の急速充電で稼働を止めず、夜間のうちに広範囲の清掃を完了します。
階移動やゲート通過も自動化でき
複数フロアを無人で清掃
フロア移動や区画の入退室が発生する環境でも、エレベーターや電子ゲートとの連携が可能。清掃の稼働範囲が途中で分断されにくく、施設全体を無人運用でカバーできます。
椅子・テーブルが多い環境を想定
小回りがきく設計
幅33cm×高さ8.6cmの小型サイズ。椅子・棚の下やテーブル脚まわりなど細かい箇所をカバーしやすくロボットを入れても手作業が多い状態を避けやすいです。
1台2役の吸引+水拭きで
細かいエリアまで清潔を維持
1台で吸引と水拭きの両方に対応するため、別々に行う手間がかかりません。細い動線や椅子の下にある食べかすを吸い取りつつ、床にこびりついた汚れをしっかり除去します。