業務用清掃ロボットの導入を検討する際は、価格やレンタルの可否、耐用年数などが判断材料になります。一方、すでに稼働させている現場では、什器にぶつかるといった運用面が課題になりがちです。
本ページでは、価格や補助金から耐用年数、費用対効果まで、業務用清掃ロボットに関する基礎知識をまとめました。
動線が複雑で障害物も多い業務空間では、壁や什器にぶつかるのではと不安を感じる方もいるでしょう。ガラスのパーテーションや人・台車が行き交う空間は接触が起こりやすいため、稼働エリアの整備や進入禁止エリア(バーチャルウォール)の設定が重要です。
清掃ロボットの導入価格は数百万円程度が目安※です。吸引するタイプ(乾式)か洗浄するタイプ(湿式)かといった清掃方式や、対応できる面積によって金額は変わります。自社の床面積と必要な方式を決めてから見積もりを取ると、機種ごとの比較がしやすくなります。
国や自治体が交付する補助金は、業務用清掃ロボットの導入にも使えます。中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)では、補助率2分の1以下、補助上限額は従業員数や賃上げ要件の達成などの条件に応じて500万円~1,500万円※です。要件は年度ごとに見直されるため、申請前に公募要領の確認が欠かせません。
購入以外の手段として、業務用清掃ロボットはレンタルでの導入も可能です。初期費用を抑えられるレンタルと、長く使うほど総額を抑えやすい購入では、稼働期間や規模によって向き不向きが分かれます。契約期間や保守対応の有無も、選ぶ際の判断材料になるでしょう。
業務用清掃ロボットには法定耐用年数があり、日々の清掃で消耗するブラシやバッテリーなどの主要部品にも交換の目安が設けられています。吸引力の低下や異音といった寿命が近づいたときのサインを見逃さなければ、故障時も落ち着いて対処できます。
清掃時間の削減や人員配置に余裕が持てるといったメリットがある一方、稼働ルートの整備や初期設定に手間がかかるデメリットも伴います。台数や機能を検討する際は、自社の空間や運用体制に合うかどうかの見極めも必要です。
清掃ロボットの費用対効果は、人を雇う場合の人件費との比較のほか、購入・レンタル・リースといった調達方法によっても変わります。
清掃範囲や稼働年数、資金計画といった条件次第で向いている調達方法は異なるため、自社に合った方法を比較検討しましょう。
業務用清掃ロボットの製品選びでは、価格や耐用年数について把握できたことで、費用面と運用面の両方を踏まえて選ぶことの大切さが見えてきたのではないでしょうか。
一方で、自社の導入環境に適している点も重要なポイントです。導入環境とのミスマッチが起きると「そもそも安全に運用できない」「計画どおりに清掃が終わらない」「結局、手作業が残ってしまう」といった状態になり、清掃品質を比較する以前の問題が生じます。
本メディアでは「自社の現場で無理なく運用できる条件」を整理し、導入環境に適した製品を調査しました。ぜひ参考にしてみてください。
「導入したのに思ったように稼働しない」「結局人の手直しが必要になった」——こうした失敗の多くは、ロボットの性能ではなく導入環境とのミスマッチが原因です。ここでは、導入時に不安を感じやすい「人や物が行き交う環境」「フロアをまたぐ広い環境」「狭いすき間が多い環境」の3つに分け、それぞれに合うおすすめの業務用清掃ロボットをご紹介します。
人から透明な物まで検知・回避
2つのセンサーで衝突を低減
約25m先まで察知するLiDARに加え、LiDARが苦手とする透明物検知を補うソナーセンサーを搭載。人や什器はもちろん、ガラスなど透明な物まで衝突リスクを抑えます。
最大5台※1の3Dカメラで死角なく
捉えて壁際までムラなく清掃
高解像度の3Dカメラで周囲を死角なく捉え、人や物を避けながらサイドブラシで壁際まで清掃。マイクロファイバーブラシとローラーブラシを選べるため光沢床にも優しく頑固な汚れも残しません。
カーペット※3、硬質床材(Pタイル、塩ビ、磁器タイル、セラミックタイル、カラーコンクリートなど)
最大6,000㎡/h+自動充電で
広範囲でも夜間無人運用が可能
最大6,000㎡/h(スポット清掃モード)清掃能力で、展示会場のような広い空間にも対応。自動充電と3時間未満の急速充電で稼働を止めず、夜間のうちに広範囲の清掃を完了します。
階移動やゲート通過も自動化でき
複数フロアを無人で清掃
フロア移動や区画の入退室が発生する環境でも、エレベーターや電子ゲートとの連携が可能。清掃の稼働範囲が途中で分断されにくく、施設全体を無人運用でカバーできます。
椅子・テーブルが多い環境を想定
小回りがきく設計
幅33cm×高さ8.6cmの小型サイズ。椅子・棚の下やテーブル脚まわりなど細かい箇所をカバーしやすくロボットを入れても手作業が多い状態を避けやすいです。
1台2役の吸引+水拭きで
細かいエリアまで清潔を維持
1台で吸引と水拭きの両方に対応するため、別々に行う手間がかかりません。細い動線や椅子の下にある食べかすを吸い取りつつ、床にこびりついた汚れをしっかり除去します。